Yamaha SG-2000MT




メーカー/機種名
ヤマハ SG-2000MT #9FT1051 1999年製
スペック
LGB(ラグーンブルー)
材/塗装 TOP=メイプル3P
BACK=マホガニー
NECK=マホガニー+メイプル+マホガニー3P
                    Tクロス・メイプル・スルーネック
FRETBOARD=エボニー

FINISH=ポリウレタン
ピックアップ F/R=YAMAHA SGH-40B (AlnicoX)
改造/交換 ROD COVER BIS=YAMAHA SA用
PU SELECTER WASHRE=小ぶりのものに交換
SUSTAIN BLOCKBIS=YAMAHA SG用
PU=ボビン間隔を広げる・絶縁テープを裏が黒のものに替える
                            以上、某I楽器にて改造
当時の定価
230,000円  2000年12月購入
コメント
 SGについては『SG2000(改1)』『SG2000(改2)』のコメントに詳しく書いております。
 さてこのSG2000MTですが、昔から憧れていたこの「高中ブルー」のSGの発売当初、購入しようかどうしようか迷った挙句、その時には購入を見送りました。理由は簡単。「もう今さらSGは…」というものでした。しかし2000年の暮れ、SG2000MTがそろそろ入手困難になりつつある、という不確かな情報が流れる中、某I楽器にて新品のSG2000MTが格安で購入できるチャンスがあり、思わず衝動買いをしてしまいました。(実際は生産量が少ないだけで、充分手に入ります。)
 購入前、これが'79年のリイシューモデルではないことは見て分かりましたが、やはりこの色、欲しくてたまらなくなってしまったのです。まあ「別物」と思えばなんてこともなく、ギターそのものの音(生音)はいい感触でした。私の知っているSG2000の生音(特に3弦の音)より金属的ではなく、しかも大きい。ピックアップについてもいろいろ言われてはおりますが、そんなものは後でどうにでもなります。磁石を変えるとか、コンデンサーやポットを変えるとか、ピックアップそのものを交換する、などなど。作りはいいのか悪いのかはどうでもよく、弾きやすさと色が決め手となり、購入に踏み切ったのです。
 これがこの後SG1000,SG2000と、立て続けにSGを購入するきっかけとなりました。
 オリジナル('79年製)との比較ですが、ボディの作りではちょっと重量が軽い,ネックが薄い,などなどあります。しかし弾きやすいので問題ではありません。
ヤマハのこちらのページもご参照下さい。



SG-2000MT改造ポイント

トラスロッドカバーの止めネジを
黒いものからゴールドへ交換する。
高中氏のものはそうなっております。
ぺグも当時のOMG-1に交換してもいいですね。
サスティーンプレートの止めネジを
ゴールドのものから黒へ交換する。
当時は黒だったが、現在はストラップピンのネジが
流用されているようである。
ピックアップセレクターのワッシャ−の下の
平ワッシャ−を、小ぶりのものに交換。
これも当時はこうなっていた。現行品はこの状態。
ただし、ワッシャ−そのものは
当時のものと形状が異なっている。
ピックアップのボビンの間隔を広げる。

詳しくは
高中仕様ピックアップ簡易改造方法



SG-2000MTの特徴

ボディサイドのバインディングです。
SG-2000のボディサイドバインディングは
元来黒2本のラインがあります。
近年は1本が塗装の下に隠れています。
ディープナットです。
MTの登場に伴い復活しました。
しかし、当時のものより深いのが残念。
MTの初期ロットではこの仕様ではありません。
MTの隠れた(?)特徴、ハイパスフィルター。
緑色の小さなセラミックコンデンサがそれです。
値は50V/180pFです。
ロットによって色が異なるようですが、
まったく同じものです。
この存在に気付かなかった方も多いのでは?